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みっくみくにしてやんよー [その他7]

 ちょっと前に実家に帰っていて(たいした用事では無く親のパソコンの世話とかだが)、また実家の周りの田んぼや畑がまだらに住宅になっているのを見て思ったのですが、小作農の人って、いちおう自分の田んぼを売って恥ずかしくないのですかね?土地を売っぱらったら、一回利益が出てそれでおしまいですよ。そんな近視眼的なことで良いのですかね?
 まあ日本の自作農はほぼ全員、戦後にGHQから土地を恵んで貰ったニワカ農家ばっかりですけどね。土地に対する意識が低いのでしょう。
 まあそれは措くとしても、結局、戦後の農地改革は失敗だったって事なんですよね。自作農にして良いことが何も無かった。まあ歴史を見れば明らかですが、結局経営規模が小さいので、何かしようとしても投資が出来ないのですよね。戦後は農協が手取り足取り指導して資金を貸し付けてなんとかしてきたのは確かなのですが、一通り農業が発展して、農協のメインの仕事が金融になってしまってから話がおかしくなってしまった。農協が個々の小規模農家にそれぞれ効率の悪い小さな耕作機械を買う資金を貸し付けて農家を絞り上げるようになってしまった。農家だって規模の経済が働くのですから、集約して大規模にした方が効率が良いのに、金貸しと化した農協にとっては、効率を上げるインセンティブが無かったのですな。米なんか効率悪すぎて国際価格の3倍くらいの値段になってますが、もちろん農協は国際標準価格に下げるインセンティブが無いのですな。高すぎて、米を作りすぎても輸出できなくて田んぼを減らすしか無いなんてお笑いでしか無い。
 昔の地主と小作農が、民主的じゃあ無いのは確かですが、規模が大きいので個々の地主が投資をすることが出来たと言うのは留意すべきなのですよね。

 主食の値段が高すぎるというのは、まあ良いところを上げると、貧乏人でも多種多様な物を喰うことが出来ると言うことですな。主食に補助金を出して安く抑えている後進国を見てみると、主食の値段が上がると暴動が起こる。

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