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風邪引いた [コロンボまとめ]

「恋に落ちたコロンボ」 シーズン13-1 1993/10

 ピーター・フォーク直々の脚本。犯人はフェイ・ダナウェイ。恋人は女性を食い物にするクソ男だった。強盗に見せかけて被害者を殺害。若い女性にアリバイ作りをさせる。だが、冷蔵庫の製氷室の下に水が溜まっていたこと、冷蔵庫が止まっていたのでは?被害者が午後二時に出かけて、午前二時に帰ってきたはずなのに部屋の暖房がついていたこと、被害者が犯人に一度分かれるという言い訳がいい加減、強盗が侵入してきているならそもそも状況に矛盾があるなど、捜査すればするほどアラが出てくる。コロンボはフェイ・ダナウェイを一目見たときからメロメロ。ダナウェイも手を引かせるためにコロンボに接したり、けっこうな駆け引きの対決であり、これはこれで面白い。と言うか、ピーター・フォークがフェイ・ダナウェイとイチャイチャしたいために脚本書いたとしか思えない

「4時02分の銃声」 シーズン13-2 1994/1

 やらせ上等の悪徳ラジオパーソナリティーが溺愛する娘を自立させようとする部下を殺害。親子電話、留守番電話、自動車電話を組み合わせたアリバイを作った。犯人が現場を見ていないはずなのに「被害者が背中から撃たれた」と言ったことに疑問を持つ。娘は意図的に現場から離されていて、アリバイがあるのだが、それを画策したのは犯人であったことなど。なかなかヒリヒリした犯人との対決が見応えアリ。

「死を呼ぶジグソー」 シーズン13-3 1994/5

 エド・マクベインの「87分署」物。昔の強盗事件のお宝がどこかに隠されているが、その隠し場所を表す写真は複数に分割され、関係者がバラバラに持っていたのだが、争奪戦が始まっていた!!バタバタと死体が量産され、捜査中にボコボコに殴られるコロンボ。犯人はいかにも胡散臭い人。丁寧な捜査以外はコロンボで有る必要が無い。

「奇妙な助っ人」 シーズン14 1995/5

 牧場主の犯人が、借金漬けの弟と、それを脅している金貸しを殺害。まず弟を射殺。金貸しを家に呼び出し、脅してきたふりをして射殺し、弟を撃った銃を持たせた。コロンボシリーズで何回か有った二重殺人だが、場所と時間を離すことによって逆に、銃弾の距離等の矛盾点を解消しているのは面白い。
 金貸しがマフィアの一味だったことにより、マフィアの親分が出てくる。最後は警察に捕まるかマフィアのリンチにかかるかの二択を迫る。故障中の張り紙をはった公衆電話を躊躇無くコロンボが使ったことをみれば、詰めのシーンは最初からコロンボとマフィアの共謀であったことが分かる。最後のシーン、マフィアの下っ端の若人に名前を聞くと、イタリア系じゃない!!実は警察関係者か??

「殺意の斬れ味」 シーズン15 1997/5

 シリーズ25周年記念作品。
 起業家が投資家から訴えられていた。起業家の奥さんが、投資家を殺害しそれを夫の起業家の犯行にして逮捕させ財産を乗っ取ることを画策。奥さんの愛人が犯行、偽装し、コロンボが出てくるが、奥さんの愛人は実は警察の鑑識だった。鑑識なので犯人がコロンボといっしょに捜査したりする。細かい矛盾点を発掘していく。
 途中で、喫茶店で奥さんを交えて事件の反省をしているときに、犯人が奥さんの方にひょいと人工甘味料の壺を置いたことで、犯人と奥さんが以前からの知り合いであると気がつく。でもこれが後半2/3くらいの所なのよね。それまでは誰が犯人と目星をつけていない感じ。後は矛盾点をいっきにたたみかける。
 犯人が逮捕された後で、コロンボがどうやって気がついたかという解説を延々とやるシーンがある。多分親切に説明しないと視聴者が分からないと思ったのであろう。時代を経て視聴者のレベルが下がったのだろうか。
 それとやはり犯人の目星がつくのがかなり後の方なのが残念なところかな。

「復讐を抱いて眠れ」 シーズン16 1998/10

 パトリック・マクグーハン犯人役、監督。ハリウッドスター御用達葬儀屋社長がゴシップ芸能記者に昔のネタで強請られ被害者を殺害。遺体をすり替えて焼却、その後爆死して残りが少ない遺体と、すり替えた遺体をいっしょに焼却し、証拠を隠滅した。被害者が一度家に帰ったとしては貰ったばかりの子犬を放っておくのはおかしい、偽装があるのではないか、葬儀社まではやってきたのは確かだが、帰った形跡がない、など。
 なにせ遺体が火葬されて灰しか残っていない。だから決め手は・・・。

「奪われた旋律」 シーズン17 2001/3

 パトリック・マクグーハン監督。映画音楽家が、長年ゴーストライターに使っていた若い音楽家についに事実を暴露されると脅され殺害。演奏会で演奏中に、屋上まで行く古いエレベーターを使って、建物の屋上から被害者を墜落させた。墜落したばかりなのに手に既に血が乾いた傷がついていたこと、落ちるときに叫び声がなかったこと、指揮棒が落ちていなかったことがおかしいところ。
 音符のメッセージはいまいち消化出来ていなかったような。入れたかったんだろうけど。

「殺意のナイトクラブ」 シーズン18 2003/1

 まずタイトル文字や音楽が21世紀っぽくなってる。前作までは黄色い太字のタイトルがデーンとでてくるものだったのだが、コンピューターっぽいフォントの字が躍るタイトル。
 ナイトクラブの経営者が犯人。犯人の恋人が投資家に3角関係をなじられもみ合い、突き飛ばした拍子に投資家が机の角に頭をぶつけて頓死。投資家が36時間後に振り込む金がないと犯人が破産してしまうので、事故として届けずに遺体を隠すことにする。無事に入金された後、失踪を偽装するが、なんと不良フリージャーナリストに強請られる。投資家のスキャンダルを追って盗撮していた不良ジャーナリストに一部始終を見られていたのだ!!そのジャーナリストも殺害して自殺に偽装。不良ジャーナリストの現場にコロンボ登場。身だしなみを整えたりしていること、パソコンのキーボードのEとIだけ指紋が消えていることから自殺ではなく、現場に誰かがいたことを推測し捜査開始。
 コロンボが丁寧な捜査をする所がメインで、コロンボと犯人が直截対峙するシーンが少ないのは確かですね。

 やっぱり見返さないと、どこで疑問を持ったかとか細かい矛盾点とかが分からん。憶えるまで見たと思ったのだが・・・。後で書き足します。

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アラフェネは尊い [コロンボまとめ]

「殺人講義」 シーズン10-1 1990/12

 ボンクラ学生が試験問題窃盗がばれて放校の危機、教授を殺害することに。教授を授業中に駐車場におびき寄せ、無線中継を駆使して射殺。コロンボが偶然大学に特別講師として招かれていた。犯行後、だれも駐車場から出てきていないことに疑問を持つ。教授が殺害された場所の正面にはボンクラ学生の車が駐められていた・・・。ボンクラ学生の父親役にロバート・カルプが出ておりファンサービスである。

「犯罪警報」 シーズン10-2 1991/2

 人気の犯罪通報番組のキャスターは、昔田舎でAV男優をやっていた。それをネタにキャスターの座を明け渡すように強請られ、相手を殺害。被害者がチェーンスモーカーであることを利用し、タバコに致死量のニコチンを仕込んで殺害した。ただ証拠の毒タバコを普通のタバコの吸い殻にすり替えたときに、自分はタバコを吸わないので、フィルターに全くヤニの着いていないタバコを残してしまった。コロンボがそこに気がついて捜査開始。

「影無き殺人者」 シーズン10-3 1991/4

 弁護士が、内縁の妻が浮気をしているのを知って、殺害。浮気現場で、浮気相手の男に嫌疑がかかるように工作した。シャンペンが2本台所で開けられているところに疑問を持つ。1本目を台所で開けるのは分かるが、2本目はふつう騒いでいる所で開ける物では?またコルクの刻印からシャンペンの瓶がすり替えられていたことが分かった。庭師の来ない曜日に庭の砂が掃き清められて居たこともおかしく夫である犯人が浮上。
 ただ犯人は、もう一つ鉄壁のアリバイを作っていたのだ。なんと同時刻に離れた場所でスピード違反のねずみ取り機にばっちり顔写真を撮られていたのだ・・・。

「大当たりの死」 シーズン11-1 1991/12

 被害者が宝くじに当たるが、奥さんと離婚調停中で半分渡したくない。そこで犯人の叔父さんに相談する。叔父さんが受取人になって、その後全額甥に渡す計画を立てた。ところが、叔父さんも実は投資に失敗して破産状態であり、宝くじ記念仮装パーティーのどさくさに紛れて甥を殺害する。
 被害者は貧乏カメラマンでしかないのにシャンパンのケース買いをしたり、高級外車を海外で受け取る契約をしていたなど、金が入る当てがある様子だった。叔父さんに宝くじが当たったことと関係がありそうと疑う。
 犯人が犯行現場に居た証拠がユニーク。

「初夜に消えた花嫁」 シーズン11-2 1992/3

 エド・マクベインの「87分署シリーズ」の1作が原作。これコロンボシリーズでやる意味が分からない。コロンボの甥が結婚初夜に奥さんが誘拐されてしまうのだ。被害者の夫が甥に改変されているのは、殺人がないのにコロンボが事件に絡むためでしょう。丁寧に捜査していくところはコロンボらしいと言えばらしいが。異色作というより毛色が違う作品。

「死者のギャンブル」 シーズン12 1992/11

 ギャンブル狂の犯人が金持ちの叔父さんの殺害を計画。車に爆弾を仕掛けるも、叔父さんはなんとジョギング中にひき逃げ事故で死亡していた。爆弾を回収しようとするもその前に庭師が車を移動しようとして警察やマスコミの目の前で爆死。
 だが驚くべきは後半の展開である。超展開の様に見えるが、後から見直すと、真犯人の行動は最初から一貫しておりハチャメチャな展開ではない。倒叙フォーマットをひねりにひねった凄い作品である。ジャクソン・ギリス脚本。

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もう立冬 [コロンボまとめ]

「殺意のキャンバス」 シーズン9-1 1989/11

 前妻、今の奥さん、絵のモデルの3人の女性と同居する絵描きが犯人、前妻が再婚して家を出て行くと言い出したため殺害。前妻は昔の秘密を知っていたからだ。近所のバーの絵を描くと称してバーの二階の部屋に閉じこもっているふりをしてアリバイを作り、窓から抜け出して海水浴をするところだった被害者を殺害。被害者がコンタクトレンズを片方しかしていなかったことから、単に泳いで溺れたのではないことは明らか。
 映像的お遊びやスタッフクレジットから、シーズン8の5本目だったが、放映が間に合わなかったと思われる。シーズン8の他の話では尺伸ばしでしかなかったのも有ったが、この話の「悪夢」の映像はちゃんと話に組み込まれており、面白い。

「騙されたコロンボ」 シーズン9-2 1990/1

 人気男性誌の経営者がと共同経営者の女性の被害者がケンカ。被害者がトリックを使った失踪をし、どう見ても屋敷の敷地内に埋められているとしか思えない。コロンボが屋敷内を大捜索するが、なんと被害者が生きてひょっこり帰ってくる。だがそのあと本当に殺害されて遺体を隠されると言う話。後半の手がかりから詰めはみごと。新シリーズ開始のときにリンク本人がプロットを書いたとのこと、詰めては有名ミステリ研究家の提供の物とのこと。

「完全犯罪の誤算」 シーズン9-3 1990/2

 パトリック・マクグーハン監督、犯人役。有名弁護士が過去を知るチンピラを自殺に見せかけて殺害。硝煙反応まで考慮し完璧な現場を作ったはずだった。現場で落ちている銃の下に乾いた血が一滴落ちていた。自殺して銃が手から落ちたなら、血が乾く時間は無かったはずだ。詰めに使った証拠も予想もしなかった物。

「かみさんよ、安らかに」 シーズン9-4 1990/3

 なんとかみさんの葬式シーンから始まり、各登場人物の回想シーンとして話が進む。もちろんかみさんは棺桶以外映像には一切出てこない。犯人の夫を昔コロンボが刑務所に入れ、刑務所で夫が死亡したことから犯人がコロンボをはめるために事件を画策した。犯人が被害者を殺害後、男とデートし、デートの最中で近くのATMから現金を引き出し、後で被害者の服に入れておき、殺害時間を工作してアリバイを作ったが、被害者はNBLのノミ行為で多額の現金を既に持っていたのに現金をわざわざ下ろすのは不自然。犯人の動機はコロンボに近づきコロンボに苦痛を与えることだったので、やがておくさんにさかんに接触しようとする。

「華麗なる罠」 シーズン9-5 1990/4

 アンポンタンな歯科医が離婚を言い渡され、自分の立場を守るために犯行。奥さんの愛人の歯に毒の詰め物をし奥さんとの逢い引き中に死ぬよう工作し、その死を車の事故に工作して奥さんを守ったようにみせかけて離婚を回避した。車のシフトがニュートラルになっておりそこがまず不自然。詰めの引っかけは・・・、警察署の鑑識の中に、子供化学実験キットを持ち込む必要は有ったのかな。ごちゃごちゃ言っているけど要約すると「デンプンにヨウ素を垂らすと青くなる」という物だが、犯人がアンポンタンだったため分からなかった・・・。

「マリブビーチ殺人事件」 シーズン9-6 1990/5

 財産目当てで年上のおばちゃん作家に求婚していた犯人が、分かれるという電話を受けて殺害を決意。被害者に銃弾を撃ち込み、アリバイを工作した。コロンボが捜査し、すぐに犯人が被害者を撃ったことは分かったのだが、なんと別の銃で既に撃たれて死亡しており、遺体に銃を撃ち込んだだけと判明する。
 後半の転調、人間関係もみていて驚くばかりである。
 ジャクソン・ギリス脚本。

 シーズン9はパトリック・マクグーハン、スティーブン・ボチコ、ピーター・S・フィッシャー、ジャクソン・ギリスと旧シリーズで活躍した面々が名を連ねている。

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紅葉の秋 [コロンボまとめ]

「汚れた超能力」 シーズン8-1 1989/2

 11年ぶりに再開の新シリーズ。まず見て驚くのが、風景や警官の服装がもうまるっきり現代なんですね。新シリーズ初っぱなはまだネットも携帯もありませんが、それ以外はだいたい現代なんですな。まあほとんど90年代ですから。BDもワイド画面で収録になってるし。たしかに90年前後ですよね、テレビがワイドになったのは。しかしボロいルノーに乗って登場のコロンボ。
 超能力者との触れ込みでCIAや軍に売り込んでいるペテン師が、昔の恨みでマジシャンを殺害。ギロチンマジックで首を切り落とすという血みどろ。旧シリーズじゃあ銃で撃たれても「うっ」とか言って倒れるだけの有様だったのに。被害者がネジ穴の合わないドライバーを持っていた、首を押さえるカラーが取り外されていたことから、自殺や事故ではなく、殺人と推測、前日に会っていた犯人に目をつける。
 CIAや軍を騙す大トリックは見物。細かいマジックが沢山出てくる。

「狂ったシナリオ」 シーズン8-2 1989/2
 
 若い新進気鋭の映画監督が犯人。昔の同人映画撮影中の事故を責められ殺害。うっかり落としてきたわずかな手がかりを元にコロンボが訪ねてくるが、犯人の部屋にパフェのグラスが二つ置いていたことから訪客が有ったことをコロンボが気がつき、それについて嘘をついたことから疑う。撮影所で映像お遊びを交えながらの対決は面白い。

「幻の娼婦」 シーズン8-3 1989/4

 セックスセラピストの女性博士が、恋人と秘書が出来ているのを恨んで恋人を殺害。パーティー会場のトイレで娼婦ルックに変装して会場を出て、被害者と落ち合い職場で殺害、ずっとパーティーに居たというアリバイを作った。殺害現場に鍵が落ちていなかったことが不自然。
 前シリーズから10年経っており、セックスが堂々と語られ、お色気シーンが堂々と出てくるのが時代を感じます。

「迷子の兵隊」 シーズン8-4 1989/5

 財団私設の軍事訓練学校で横領がバレそうになった犯人が監査役の被害者を殺害。財団創立者の誕生日パーティーのために、フィギュア数百体もある凄いジオラマを作っていたので数時間缶詰していたというアリバイ。実際はジオラマは前もって作ってあって、当日着いた荷物は戦争物の書物であり、犯行時は本を本棚に並べただけであった。本棚の本の後ろからフィギュアが一体出てきたことから、犯人のアリバイに疑問を持つ。

 ああ、やっぱり憶えるまで見たつもりだったが、いざ書くと全然駄目。見直して書き足します・・・。

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ノアだけはガチ [コロンボまとめ]

「死者のメッセージ」 シーズン7-1 1977/11

 老女流ミステリ作家が犯人。姪が死んだヨット事故が、姪の夫の犯行であると見抜き、復讐に殺害する。遺産を相続させると美味いことを言い、皆の前で出て行くところを見せて、誰にも見られないようにこっそり自室に来るようにし、金庫に閉じ込めて窒息死させた。計画するところは完璧だが、突発の事態に対する対応は雑でアラが出まくる。理論と実践の違いだね。遺体のベルトを外してひっかいた形跡があったが、ドアの内側をひっかいたのではなかったこと、車の鍵がどこにもないことがおかしいと捜査開始。犯人のあとあとの対応があまり良くなく、秘書には恐喝される始末。被害者がダイイングメッセージを残していたのだが、簡単には分からないように残していた。姪の事件の時にコロンボが担当していればこんなことにならなかったのに、という最後の言葉が悲しい。

「美食の報酬」 シーズン7-2 1978/1

 料理研究家が、有名料理店の批評と引き換えに金を巻き上げていたのだが、ついにある店のオーナーが告発すると言い出したので殺害。フグのキモを処理するシーンはあったが、被害者と犯人の会食が始まるやいなや口論が始まりワインが運ばれる前に犯人は退席、どうやって被害者に毒を盛ったかは最後の種明かしシーンまで分からない。フグのキモのシーン、フグを包んでいたのも日本語の新聞でけっこう細かい。
 会食が始まってすぐ退席したのに、犯人は友人を空港に迎えに行ったとのこと。最初から会食がすぐに終わると思っていたのではないか?毒殺された人と会食したというのに、知らせを聞いて自分も病院に行ったりせずまっすぐ現場に駆けつけるのも普通の行動ではない。
 最後のコロンボが料理を作って振る舞うシーンは見物。犯人とコロンボの対決が存分に堪能出来る、色物ではない名作でしょうこれは。

「秒読みの殺人」 シーズン7-3 1978/2

 テレビ局のプロデューサーが、支局長に切り捨てられたのを恨みに思って殺害。テレビ局でのドラマの試写中に、テープの切り替えタイミングを使ってアリバイを作る。カウントダウンを聞きながらの犯行シーンがスリル満点。その後も印象的なシーンが続く。
 被害者がめがねを頭の上にのせていて侵入者を良く見ようとしていなかったことから、テレビ局に侵入してきたキチガイやテロリストではなく、犯人は知り合いであると推測、捜査開始。
 冒頭のカウントダウンを聞きながら犯行のシーン、廃屋での対決、後半の拳銃回収シーン、撮影現場で多数のモニターにコロンボが映り犯人がパニックになるシーンなど、とにかく印象的なシーンも多く、音楽も印象的で良い。

「攻撃命令」 シーズン7-4 1978/4

 自己啓発セミナーを主催する心理学者が犯人。奥さんと親友が不倫しており、数ヶ月前に奥さんは自動車事故で死んでいる。飼っている猟犬2匹を人を襲うように訓練して、自宅で被害者を電話越しにキーワードで殺害。受話器が外れていて誰かと通話していたはずなのに、犯人が電話がかかってくる用事が無いと断言したこと、誰か別の人が電話していたなら、騒ぎを電話で聞いたはずなので通報するはずなのだが誰も通報しておらず、ここがおかしいところ。

「策謀の結末」 シーズン7-5 1978/5

 アイルランド出身の詩人、実はIRAの闘士であり、アメリカからアイルランドに大量の武器を密輸しようとしていた。武器調達係が裏切って持ち逃げしようとしていると疑い殺害。最初のコンタクトに使った犯人の著書の詩集にサインがあったことから、コロンボが犯人を訪ねていく。
 恨み辛みや金ほしさの殺人犯ではなく、全て信念に基づいて行動し、コロンボと対決する犯人は見応え十分。旧シリーズの最後にふさわしい話となった。

 シーズン7は音楽の使い方が非常に上手いですね。テレビシリーズは一旦終了し、1989年に復活します。

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日本の国土!! [コロンボまとめ]

「ルーサン警部の犯罪」 シーズン6-1 1976/10

 「大人気刑事物テレビドラマの主人公役」が犯人というなんともしゃれた物。長年強請ってきていたマネージャーを強盗の巻き添えに見せかけて殺害。背中の傷と服の穴がずれていることから、被害者は手を上げたまま背中から撃たれたことになるが、それは強盗の場面と合わないことから捜査開始。犯行時刻のアリバイを聞かれる前から話し始める犯人、アリバイ時刻に同席していた人の腕時計が、5分進めている習慣だったのに一晩で正しい時刻に戻っていたことから、その人を使ってアリバイを作ったのは明らか。犯人が刑事役なので「刑事」役として「犯人」のことをどう思うか犯人本人に尋ねるなど、かなりスリリングで緊迫した対決シーンが見物。

「黄金のバックル」 シーズン6-2 1976/11

 名家の私設美術館の女性館長が、赤字だから美術館を売却しようと言う理事の弟を殺害。姪が警備員に雇ったチンピラを美術館泥棒に仕立て上げ、泥棒発見時の相打ちを装って二人を殺害。チンピラが海外に高飛びする格好なのにパスポートや荷物を持っていないことを疑問に思い捜査開始。決め手は被害者がテープに吹き込んでいた目録一覧の口述が決め手となる。
 オールドミスの女性館長と姪や親族との関係、さらには昔の姪の父の死亡事件など、暗いトーンが漂う独特の一作になっているが名作。

「殺しの序曲」 シーズン6-3 1977/5

 天才クラブに入っている会計事務所の経営者が、横領を見つけられたので共同経営者を殺害。天才クラブの建物で、会合の合間にレコードプレーヤー、分厚い辞書、爆竹、傘、勝手に閉まるドアなどを駆使してアリバイを作り上げ、侵入した泥棒が発見されたところを殺害して逃げたように工作した。銃声から外側のドアが閉まるまで30-40秒かかっており、泥棒がそんなにもたもたしていたとは思えない、曲の途中から始まる設定のレコードプレーヤーも変、というところから捜査開始。犯人も、優秀であっただけに子供の頃から苦労していたようで、パープリンの浪費家奥さんを貰ったために横領しなきゃ成らなくなったのは悲劇。最後はコロンボも天才と認められる。と言うかいろいろな犯人から認められる超人に最後の方なっちゃってるのよね。
 最後の方で犯人とサシで対決しているときに、コロンボが自分の生い立ちから経歴、刑事の心得などを語るシーンがある。おそらくこの話で完結する予定が一度は有ったのでしょう(実際はご存じのとおり旧シリーズももう少し続いた)。

シーズン6は話数は少ないですが、どれも見応えがありますね。
 2020.5.4 あちこち追記

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基本的に不眠症 [コロンボまとめ]

「忘れられたスター」 シーズン5-1 1975/9

 往年のミュージカル名場面集映画が公開された。昔のスターがそれを機にカムバックを画策するも夫に断られ、夜に映画を見る習慣を利用しアリバイを作り、自殺を装って殺害。夫が直前に読んでいた本を見て疑問、健康をはかなんで自殺する直前に滑稽本を読むか?その後、犯行当時に見ていた映画の上映時間が15分長かったことが判明。おそらくフィルムが途中で切れて、つなぎ直して観たのだろうが、つなぎ直すのには3-4分しかかからず、10分以上時間が余る。犯人が上映室にいなかった時間が有ったとしか考えられない。
 ただ犯人のおばあちゃんミュージカルスターが、明らかにボケてて短期記憶に問題があるのは明らかな描写なんですな。見直してみると、そもそも犯行直後、召使いが夫の寝室のドアを叩く所で驚いており、そこで既に自分が殺したことを忘れてるっぽい。
 劇中で流れるミュージカルは犯人役のジャネット・リーが実際に出演していたミュージカル映画を使っている。
 
「ハッサン・ハラーの反逆」 シーズン5-2 1975/10

 (架空の)中東の小国の総領事代理が、長年の横領がばれるのを恐れ、テロリストの犯行に見せかけて金庫をばらし、領事館の警備部長を殺害。部屋にぶちまけられた金庫の中身の上に、金庫を爆破したときの粉塵が積もっており、中身を出してから爆破されたのは明らか。残されたコーヒーから警備部長が部屋に行った時間も矛盾がある。治外法権の領事館の中での捜査に手こずるコロンボが見物。
 総領事館の前でデモしていたデモ隊が実は国王派と言うのがおもしろい。外交圧力がかかるも、最後には若い聡明な国王を利用して犯人をひっかけ。

「仮面の男」 シーズン5-3 1975/11

 CIAのかなり偉いスパイが犯人。内職の分け前を要求してきた同僚を、新しい仕事と夜の海岸におびき出し撲殺。物取りの犯行に見せかけた。だが被害者の上着が脱がされているのを観てコロンボが疑問をもち捜査開始。CIAに取り囲まれ捜査を止めるように説得されるコロンボは見物。
 手がかりや伏線が丁寧に配置され、丁寧に回収されていく観ていて爽快な名作。言い逃れ出来ないと悟るとすぐに「どこでわかった?」とさっと観念する犯人も良い。監督・犯人役はパトリック・マクグーハン。

「闘牛士の栄光」 シーズン5-4 1976/2

 「歌声の消えた海」の後日談でメキシコにいる設定。ひょんな事でメキシコの刑事と知り合い、ついでに捜査に参加する。足を怪我して引退しているメキシコの伝説の闘牛士が、牧童を闘牛をけしかけて殺害。自分の留守中に牧童が勝手に、怪我をした息子の仇討ちをしようとして事故死したと見せかけた。犯人が出かけるのに、前もってパワステの着いていないオープンカーではなく、自分で運転出来る新しい車を用意するように言っていたことに疑問。なんでお付きだった被害者が居ないことが前もって分かっているような行動を?最初は闘牛に関して素人な質問ばかりだったが、闘牛について勉強していきやがて犯人に認められ、犯人を詰めていく、「別れのワイン」と同じような構造でもある。

「魔術師の幻想」 シーズン5-5 1976/2

 ジャック・キャシディ再登場!!犯人である魔術師が、公演中のクラブのオーナーに元ナチであることをネタに強請られていた。脱出マジックの最中にトリックを駆使してアリバイを作りながら殺害。現場を見たコロンボは、被害者がドアから離れていたところで正面から撃たれていたのを疑問に思う。被害者がドアを開けたのではない!!犯人のトリックを一つずつ解いていく所が素晴らしい。コロンボが新しいコートで出てきたり、「悪の温室」で出てきたウィルソン刑事が再登場したりニヤリとする所多い。

「さらば提督」 シーズン5-6 1976/5

 造船会社の創立者の「提督」が会社を売却しようとしていることに経営者の犯人が気がつく。その夜、犯人は被害者をヨットで海の沖に投げ捨て、スキューバダイビングでヨットから夜の湾を泳いでアリバイを作った。被害者はやがて発見されるが、検視すれば事故死ではなく死んでしばらくして海に投げ込まれたのは明らか。捜査していってアリバイを崩していくさなか急展開が!!酔っ払いの奥さん、遊び人のおじさん、飄々とした謎の弁護士、謎の小娘・・・と、くせ者勢揃いの登場人物も面白い。
 ジャクソン・ギリスのひねった脚本とパトリック・マクグーハンのいちいち面白いエキセントリックな演出が見物。

 シーズン5は変わった話が多い。全部把握したと思っていても、文章をいざ書くと、見返さないと何にもかけない物ですなぁ。
 2020.5.4 あちこち追記

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ラテマネー [コロンボまとめ]

「自縛の紐」 シーズン4-1 1974/9

 不正ギリギリのことをやって金を抜いていたスポーツクラブ経営者が、不正を見抜いた加盟店オーナーを殺害。電話録音テープを使ったアリバイを作る。ジムの床に革靴を引きずったような跡、バーベルが首に落ちた事故に偽装していたが、そもそもバーベルが常人には持ち上がらない重量であったなど、いくつか細かい点から捜査開始。最後は靴紐の方向、自分で結ぶと他人が結ぶのでは方向が違うこと、被害者がトレーニングウェアに着替えたことをなぜ知っていたのかが決め手。
 倒叙から犯人との対決、手がかりが適度に分散配置されており、ストレートかつ見応えのある一作。
 ラリー・コーエン原案。

「逆転の構図」 シーズン4-2 1974/10

 カメラマンの犯人が奥さんを空き家に連れて行って誘拐に偽装して写真を撮って殺害。空き家探しをさせていた元囚人も殺害し、彼を誘拐犯に仕立て上げた。空き家の置き時計だけ明らかに最近置かれた物であり、時間を偽装するための物。弾の後から犯人の言うことが自然でないこと等から疑い出す。空き家の暖炉の中に、取り損ねの写真が放り込んであったと言う事は、写真を撮ったヒトはこだわりがあるって事か。最後の詰めは、写真を裏焼きにした引っかけ。

「祝砲の挽歌」 シーズン4-3 1974/10

 シリーズ最後の方まで犯人役・脚本監督・制作総指揮とシリーズにかかわるパトリック・マクグーハン登場。陸軍幼年学校の校長が、学校を共学の大学にかえようという経営者を殺害。創立記念日の祝砲を撃つのに、大砲の爆薬を強力な物にし、大砲に掃除用のボロ布を突っ込んでおいて暴発させて被害者を爆殺した。ボロ布の切れ端をコロンボが現場近くで見つけて事故ではないと疑う。幼年学校の宿舎に学生といっしょに泊まり込んで手がかり探しを行う。犯人との対決も見応えあり。傑作。

「歌声の消えた海」 シーズン4-4 1975/2

 コロンボがくじで当てたメキシコクルーズに奥さんと豪華客船に乗り込む趣向。しかも奥さん例によって画面に出てこない!!
 中古車販売の経営者が、豪華客船の歌手である愛人を殺害。顧客の団体を招待して何回も乗って居るので船の構造やスケジュールは熟知しており、それを利用してアリバイを作り上げた。船がメキシコに着くまでに真犯人を挙げないと、明らかに別の人がメキシコ当局に引き渡されてしまう!!船の中という閉鎖空間で、助けも鑑識も無し、限られた道具で捜査するコロンボは一見の価値あり。最後は犯人をつついて証拠品を作らせる。名作である。

「ビデオテープの証言」 シーズン4-5 1975/3

 電子工業のボンクラ社長が経営者の義母を殺害。電子からくり屋敷の中の防犯カメラシステムを使ってアリバイ作り。警備員が見ているモニタと録画を組み合わせて、自分が出て行ったあとに殺害現場を警備員に見せる。家の中に土が無かったので庭から強盗が入ったという話は矛盾がある事にコロンボが気がつき捜査開始。家の中に居た犯人の奥さんの話から徐々に矛盾を詰めていく寝室のシーンは必見。最後の、アリバイに使った現場ビデオの矛盾を詰めるシーンも必見。

「5時30分の目撃者」 シーズン 4-6 1975/4

 精神科医が患者である愛人の旦那を逢い引き現場でうっかり殺害。押し込み強盗のせいにすることとした。屋敷を出るときに盲導犬を連れたヒトとすれ違う。屋敷の構造から、押し込み強盗が気づかれずに突然家の中に入ってくるのは矛盾があると気がついて捜査開始。最初から緻密に組み立てられた犯罪ではなく、いろいろとハプニングが起こってきて、犯人のその場の対応が続く話の進行が面白い。
 最後は盲導犬を連れた盲目の証言者を使った引っかけが見事。つまり「目撃者」とは・・・。

 シーズン4は見応えのある名作が多いですね。
 2020.5.4 あちこち追記

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↑そりゃ重要。というかこんな物際限なく課金する方が悪い
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ぬるぽ [コロンボまとめ]

「毒のある花」 シーズン3-1 1973/9

 化粧品会社の女社長が、ライバル会社に引き抜かれそうになった「若返りの新薬」を開発した研究者を殺害。研究者の家で、メモがボールペンではなくマスカラで書かれたことに気がついて、犯行時に女性が居たことにコロンボが気がつく。ダーツの的になった女社長の写真、小麦粉の箱の底に瓶が隠されていた跡などから女社長に目をつける。コロンボも犯人も、手がかぶれた。これは新薬の成分が影響しているのでは?じりじりと追い詰め、最後は意外な物が決め手となる。会社も若返りの新薬も失い逮捕されるも、それでも気丈に振る舞う犯人の演技が素晴らしい。
 ジャクソン・ギリス脚本。

「別れのワイン」 シーズン3-2 1973/10

 ワインにこだわりを持つ職人気質の兄が、醸造所をうっぱらうという遊び人の弟を殴り倒す。ワイン倉庫の空調を切って閉じ込めて窒息死させ、車を海岸に置いてスキューバ中の事故に偽装した。高そうなオープンカーが屋根を開けっぱなしで放置されていたことにコロンボは疑問を持つ。
 最初はワインについて右も左も分からなかったのに、ワインについて勉強し、最後は犯人に認められるコロンボもすごい。犯人と対決するだけではなく、犯人を理解し、共感するという要素を導入した転換点の作品。人気も高い。
 原案はラリー・コーエン!!

「野望の果て」 シーズン3-3 1973/11

 上院議員候補が選挙キャンペーン中、人気取りの狂言の殺害予告を逆手にとって、参謀を人違いに見せて殺害。参謀は今後のキャリアを考え、愛人と手を切るように迫っていたのだった。まず冒頭から車のボンネットの温度の矛盾に気がついて淡々と操作を開始するコロンボと、無意味なミーティングをだらだら続けるその他刑事達の対比が面白い。コロンボ明らかに超有能なんだよ。ネチネチと追い込んでいくが、最後犯人がダメ押しの狂言をやらなかったら逮捕でき無かったのでは、と思うでしょうが、後半はその狂言をやらせるくらいに犯人にプレッシャーを強烈にかけまくる描写なんですね。だから全然おかしく見えないのです。
 原案はラリー・コーエン。

「意識の下の映像」 シーズン3-4 1973/12

 ロバート・カルプ再登場!!映像技師が会社のオーナーを殺害するのだが、どうやって被害者が試写会場から外に出てくるタイミングが分かったのかがポイントだったのだが、サブリミナル映像って、今は効果は否定されてるんじゃなかったっけ。殺害で大騒ぎになっているところで録音テープを回している(証拠を上書きして消している)ことに疑問を持つ。
 凶器が発見出来ないので、逆にサブリミナル映像で犯人をつり出すコロンボが良い。

「第三の終章」 シーズン3-5 1974/1

 ジャック・キャシディ再登場!!出版社社長が引き抜かれる人気作家を殺害しようとする。まずベトナム帰りのチンピラに殺害させ、そのチンピラを殺害。最初の殺害の時は自分は酔っ払って事故を起こしてアリバイ作り。ただ、酔っ払っていて何も憶えていないはずなのに、事故の相手を「彼ら」と言ったことにコロンボが疑問を持つ。なんで相手の車の人数が一人か複数か憶えているのに最初は全く覚えていないふりをしたのか。
 最後の決め手は被害者が書いていた原稿を、犯人が配達途中で盗み見ていたことを逆手に取ったトリック。

「愛情の計算」 シーズン3-6 1974/2

 シンクタンクで、なんと高性能ロボットを使ったアリバイ作り。シンクタンクの所長のボンクラ息子は、論文の盗作をして居たのだ。犯人は息子のために、盗作を指摘しようとしていた同僚を殺害。ドアの高さ真ん中付近に靴墨のあとが有ったから、被害者が担いで室内に運ばれたことに気がつくのはともかく、全体が燃えたマッチがあったので、犯人は葉巻を吸う人物であると最初っから目星をつけていたのは凄い。やたら高性能なロボット(今から見るとこういうのAIで十分で、人型の機械別に要らないような気がするが、現代の基準でそんなことを言うのは野暮)や天才少年など、登場人物もおしゃれである。
 最後は息子の方を追い込んで、父親の愛情に訴えて自白させる。

「白鳥の歌」 シーズン3-7 1974/3

 犯人役は本物の大物カントリー歌手がカントリー歌手役で出演。売れっ子だったのだが、新興宗教を主催する奥さんに売り上げを全部吸い取られていたのだ。自家用飛行機に被害者共々乗り込み、上空で自分だけ自家製パラシュートで脱出するという殺害方法。墜落現場でパイロット用かばんが空だった、運転席のシートベルトが締まっていなかったと言う事に疑問を持って捜査開始。愛用のギターを自家用飛行機に乗せずにギターだけ陸路で運ばせたのは決め手だね。犯人が空軍の英雄どころか実はパラシュート整理係だったというのは泣ける。

「権力の墓穴」 シーズン3-8 1974/5

 なんと犯人はロス市警副本部長。近所の友人が奥さんをうっかり殺してしまったのを利用して、なんと自分の浪費家の奥さんを交換殺人し、近所で続いていた連続宝石泥棒に罪をなすりつける算段をした。最初の殺人で、友人の奥さんはネグリジェを枕の下に入れる習慣があったのだが、偽装した犯人がその習慣を知らなかったのは明らかで、第一の殺人はすくなくとも友人の単独犯ではあり得ない。第二の殺人も、犯人の奥さんは会合に出かける用事があったのに袖が破れた昼の服装のまま。犯人が直感か虫の知らせで二件とも目撃したというのも十分に怪しい。
 最後はいろいろな情報や書類にアクセス出来る犯人の立場を逆利用し、宝石泥棒にも協力して貰ってひっかけ。

 あー、いざ書き出してみると、細かいところ全然見てないんだ・・・。やっぱり自分で文章を書くと、自分がどれだけ理解しているか(いないか)が分かるね!!どんな分野でもそうだ。
 あとで書き足します。
 2020.5.4 あちこち追記

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台風一過 [コロンボまとめ]

「黒のエチュード」 シーズン2-1 1972/9

 有名指揮者が、不倫関係にあったピアニストをウザくなったので殺害。コンサート前の集中するために楽屋に閉じこもる習慣を利用してアリバイ作り。殺害現場に花のバッジを落として忘れてきてしまう。まず被害者が才色兼備の成功者であるから自殺なんてするはずがないとコロンボがしきりに言っていたけど、まあ花のバッジを見て怪しいと思ったのでしょう。最後の花ののバッジによる追求シーンは見物。
 ペットの駄犬登場。犬がなんか役に立ったのは新シリーズでちょっとだけだったかな?動物病院の医者も何回か出てきていたと思いますが再確認出来ていません。

「悪の温室」 シーズン2-2 1972/10

 奥さんと離婚したい被害者が、狂言誘拐を行い信託財産の現金化に成功。しかし協力者の叔父さんが被害者を射殺して現金を横取りした。最初に被害者の車に打ち込まれた弾丸の角度がおかしいこと、身代金の受け渡しの場所があまりそぐわないところであったことから、コロンボが誘拐事件にしちゃおかしい、狂言ではないかと疑い出す。

「アリバイのダイヤル」 シーズン2-3 1972/11

 アメフトチームのGMが、やる気の無いボンクラオーナーを殺害。試合中にスタジアムの専用室を抜け出して電話でチームに指示を与えながら犯行に及ぶ。プールで滑って溺死で処理されるところを、プールサイドの水に塩素が入っていないことに気がついて殺人の捜査開始。
 ロバート・カルプ再登場!!決め手は電話の録音(探偵に盗聴されているのを知っていて利用した)に、入っていてはいけない音ではなくて、入っているべき音が入っていない、というのは面白い。

「ロンドンの傘」 シーズン2-4 1972/11

 コロンボがスコットランドヤードに見学に行く話。マクベスの演劇、貴族や執事とロンドン観光名所巡りでいかにもな話になっている。不思議の国のアリスの初版本を開いたまま伏せているのを見て、こんなことをしたら本が傷む、と怪しむ。最後はマクベスの様に犯人のひとりが発狂して終わる結末は圧巻。単なる企画モノじゃなくて出来は良い方。ジャクソン・ギリス脚本。
 日本にも来る企画が上がっていたらしいが、これは実現しなかった。でもいくつかのエピソードでは日本人の使用人や庭師が出てきたり、シーズン7ではフグ毒殺人とか出てきますね。

「偶像のレクイエム」 シーズン2-5 1973/1

 往年の映画大スターがゴシップライターを爆殺するつもりが、人違いで自分の秘書を爆殺してしまった。ゴシップライターに狙われていたと思われる犯人にコロンボが目をつけるが、しかし捜査していくと、どうも犯人がゴシップライターを殺害する動機が無い。捜査している家に過去の犯人の夫の失踪事件が浮かび上がってくる。真相は、昔の夫の失踪事件の秘密を知っている秘書がもともとターゲットだったという話。倒叙だがひねりがきいている。ジャクソン・ギリス脚本。

「溶ける糸」 シーズン2-6 1973/2

 心臓外科医が、研究成果の独占を狙って上役の博士を手術で殺害しようとして吸収糸で心臓の手術をしたのを看護師に気づかれて殺害。連絡の電話を聞きながら時計を直しているのをコロンボが見かけて、怪しいと思う。博士が死んだら解剖するぞと脅して再手術をさせるも、証拠の糸がどこにもなく、最後の最後まで出てこないがついに出てくる。犯人役はレナード・ニモイだが、彼が1回だけ怒ってコロンボにつかみかかるのだが、これは感情的にならなさそうというメタネタを利用しているのでしょう。

「断たれた音」 シーズン2-7 1973/3

 コロンボが出て来たときにはまだ被害者が生きてる。チェスの世界王者の犯人(耳が不自由で補聴器がないと聞こえない)が、ソ連から来た元世界王者と対決する前に、元王者が亡命しようとしたと見せかけてゴミ処理機に突き落として殺害しようとする。ゴミ処理機は安全装置が働いてすぐに止まるのだが、耳が聞こえたら機械が止まったことに気がつくはずであり、耳が聞こえない人間しか犯人であり得ないと言う話。冒頭の悪夢のシーン、レストランでのチェス対決シーン、ラストのゴミ処理機前で怒鳴り合う対決のシーンと、見所満載の名エピソード。ジャクソン・ギリス脚本。

「二つの顔」 シーズン2-8 1973/3

 いつも通りに犯人が淡々と殺人を犯すところを最初に見る訳だが、犯人はなんと双子であり、どちらが犯人か視聴者にも分からない!!倒叙でありながらフーダニットを成立させている。コロンボが料理番組に無理矢理引っ張り出されてオムレツを作っている掛け合いの箇所は全編ほぼアドリブだそうで。あとで注意深く見返せば、犯行シーンは二人であることがちゃんと描写されているのですね。
 スティーブン・ボチコ、ジャクソン・ギリス、レビンソン&リンクとメインライター総掛かりによる脚本。

 憶えるまで繰り返し観たと思ったんだが、いざ書き出してみると、全然細かいところを把握してないんですねぇ。
 2020.5.4あちこち追記

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