何故日本人は英語が出来ないのか

　たいして難しい話じゃ無い。日本人は学校で勉強しないから。義務教育はおろか、高校大学ですら、みんなが行くから行っているようなものだしな。何故そうなるかというと、話は簡単で、勉強してもメリットが無いから。勉強なんて、何か高邁な思想でやるものでは無く、昔から「末は博士か大臣か」で、要するに成功するために勉強して進学してたんだよ。
　それが現代日本は、社会が成熟しきってしまったために、進学しても社会階層が上がるどころか下がる可能性すらあるのよね。東大出てもフリーターワープアになったり。それを見てたら、学校では真面目に勉強しろと言われてもねぇ。
　後は進学率が上がりすぎて、勉強しなくても進学できるのも有るだろうね。

　勉強するために学校に通っていないから、そもそもなんのために勉強しているのかも分からず、それが何十年も続いたから、なんのために勉強をするのかも分かってないようなのが教師になって教えているんだから、そりゃあすべて滅茶苦茶にもなるだろう。
　教師も勉強を教えるって事が全く分からず、教科書棒読みならまだしも、エセ科学や朝鮮礼賛に明け暮れるような酷い勘違いばっかりだからねぇ。教師も学校も、文部省も、児童や学生に勉強を教えるつもりが無いから、最先端の事を教えることも導入することもせず。だからアジアから視察に来た人が「なんで日本の学校にはwifi環境が全く無いのか」と驚かれる始末なのだ。
　wifiだけならともかく、今の日本の若者のPC普及率の低さは酷い。今の若人はキーボード打てないんだそうな。そりゃまあ、ゲームとネットだけならスマホで事足りるけどねぇ。問題は、日本国内だけならともかく、海外ではそれが通じないって事なんですなぁ。

　話が右往左往するけど、教える方が勉強をなんのために教えるかって事を全く理解していないから、「微分積分をなんのために勉強するのか」なんて頓珍漢な質問にも答えられるような教師が居ない。そりゃ微分積分なんて設計の仕事でもしないと日常生活で使いませんよ！！でも、そもそも数学ってのは、計算技術を身につけるために勉強しているんじゃ無くて、論理的思考力を養うために勉強しているんですからねぇ。もちろん今の高校教育では、大学受験の問題を解くだけのための計算訓練しかやってないので、論理的思考力なんて身につかないんですけどね。
　英語と国語に関しては、そもそも国語教育がリーディングに偏重し過ぎなんですな。国語でスピーキングを全然やらないから、礼儀は身につかないし討論は出来ないし、意思の疎通は出来ないし、そもそも英語もしゃべれない。国語でしゃべる訓練をしてないのに外国語で出来るわけ無いでしょーが。そもそもリーディングをやっていれば、こう書いてればこういう風に読むものだと言うことが分かれば、裏返して、こう言いたければこう書けば良いと言うことが分かるはずだ、と言うことでライティングにもなるだろ、ってのが今の国語教育の発想なんですが、教える方がもう分かってなかったりするからな～。問題作成者の意図を推測するだけのパズルになってる。

　理科社会もそうですな。外人と話をする時、商売の交渉だけでは無く、仲良くするだけでも、歴史宗教の理解は必須だってのに、歴史を数字暗記ゲームと勘違いしているし、高校の化学程度の知識があれば、マイナスイオンって何イオンなんだよと疑問に思わなくちゃいけないし、生物の知識があれば、酵素を口から飲んでも意味が無い事くらい分からなければいけない。要するに、日本の国民の大多数は高校レベルの知識が全く無い！！

　5教科は大事ですよ！！大学受験で少科目で受験する奴は駄目な奴です。将来使い物にならないし、そういうデータはもう出ています。AO入試はクソしか居ないとかね。


↑アニメみたいに向こうの方で吹き飛んでからこっちに来るんだね