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マルクスは読んでもしょうが無い 続 [その他7]

 と言うか実際、

W-G-W

 これはまあぎりぎり分かる。と言ってもこれ単に物々交換じゃなくて貨幣を媒介して取引しましたという図式であって、法則かと言われるとちょっと・・・。

G-W-G+ 

 もうこれは絶対分からない。取引したら運良く利益が出た結果の模式図でしか無くて、お金が増えることは約束も保障もされてないよね?流通の中で剰余価値が付加されるのだッ!!とか言われても、それは取引が上手くいったからであって、何故かお金が減ることとか、売れずに在庫の山になって憤死とかよく有るじゃ無いの。

 でもその一方で、その価値がどこから出てくるのかマルクスもよく分からなかったのか、恒常的に利益が出てくる仕組みが分からなかったみたいで、それはもちろん当たり前で恒常的に利益が生まれる仕組みなんか無かったからで、つまり「恒常的に利益が出る」と言う所が間違っていたのだが、そこでどんなところにも出てくる「人間が労働する」が利益の源泉であるとしたのだな。もちろんこれは間違っていて、「石に労働を加えてもバナナにならない」から始まって皆が批判しているので良いだろう。

 と言うか、必要労働と剰余労働の話でもそうだが、何か事業をやると利益が出ることが前提で、その利益をどう分配するかと言う話しかしていない!!だから共産党がバラマキと大企業から毟ることしか言わないのだが、それは共産党がバカだからと、資本論がそもそもそういう間違った前提で書いてあるからなんだな。まあ当時のイギリスの工場とか見てたら、なんか事業を興せば絶対に儲かるじゃん!!と思ってしまったのも仕方の無いことかも知れないが。
 と言うか根本的に階級闘争ってやってしまったのが全て間違いなんだな。ロシアや中国を見れば分かる通り、階級闘争しても新たな支配階級が出来るだけだし。「投資出来る人」と「出来なくて働くしかない人」で別けるべきで、つまり階級って言っちゃうからダメなんだな。r>gを持ち出さなくても、これは「金持ち父さん貧乏父さん」で既に同じ事が指摘されていることだが。
 あとは社会主義計画経済が如何に非効率かは、山形先生が紹介していたコルナイ・ヤーノシュがけっこう指摘していた。こないだ読んでだいぶ僕も整理できた。

 眠くなって話が発散し始めてますが、要するに、子供の頃から、なんで共産主義、計画経済なんてダメダメな物が一時は世界を二分するほどの勢いを持っていたのだろう、という疑問を持っていて、いろいろ読んでいたのですが、或る所で、要するにマルクスは別に読んで理解しなくても良い代物だ、と言う事が分かったんですな。分析自体は鋭く、労働者の必要な給料の額など重要な指摘もいくつかあるけど、基本的にはわざとごちゃごちゃと複雑に書いた与太の集まりでしか無いのですな。だから僕も全然読んでいないのです。読んでいないので上記の事も多分だいぶいい加減でしょう。

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