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もう立冬 [コロンボまとめ]

「殺意のキャンバス」 シーズン9-1 1989/11

 前妻、今の奥さん、絵のモデルの3人の女性と同居する絵描きが犯人、前妻が再婚して家を出て行くと言い出したため殺害。前妻は昔の秘密を知っていたからだ。近所のバーの絵を描くと称してバーの二階の部屋に閉じこもっているふりをしてアリバイを作り、窓から抜け出して海水浴をするところだった被害者を殺害。被害者がコンタクトレンズを片方しかしていなかったことから、単に泳いで溺れたのではないことは明らか。
 映像的お遊びやスタッフクレジットから、シーズン8の5本目だったが、放映が間に合わなかったと思われる。シーズン8の他の話では尺伸ばしでしかなかったのも有ったが、この話の「悪夢」の映像はちゃんと話に組み込まれており、面白い。

「騙されたコロンボ」 シーズン9-2 1990/1

 人気男性誌の経営者がと共同経営者の女性の被害者がケンカ。被害者がトリックを使った失踪をし、どう見ても屋敷の敷地内に埋められているとしか思えない。コロンボが屋敷内を大捜索するが、なんと被害者が生きてひょっこり帰ってくる。だがそのあと本当に殺害されて遺体を隠されると言う話。後半の手がかりから詰めはみごと。新シリーズ開始のときにリンク本人がプロットを書いたとのこと、詰めては有名ミステリ研究家の提供の物とのこと。

「完全犯罪の誤算」 シーズン9-3 1990/2

 パトリック・マクグーハン監督、犯人役。有名弁護士が過去を知るチンピラを自殺に見せかけて殺害。硝煙反応まで考慮し完璧な現場を作ったはずだった。現場で落ちている銃の下に乾いた血が一滴落ちていた。自殺して銃が手から落ちたなら、血が乾く時間は無かったはずだ。詰めに使った証拠も予想もしなかった物。

「かみさんよ、安らかに」 シーズン9-4 1990/3

 なんとかみさんの葬式シーンから始まり、各登場人物の回想シーンとして話が進む。もちろんかみさんは棺桶以外映像には一切出てこない。犯人の夫を昔コロンボが刑務所に入れ、刑務所で夫が死亡したことから犯人がコロンボをはめるために事件を画策した。犯人が被害者を殺害後、男とデートし、デートの最中で近くのATMから現金を引き出し、後で被害者の服に入れておき、殺害時間を工作してアリバイを作ったが、被害者はNBLのノミ行為で多額の現金を既に持っていたのに現金をわざわざ下ろすのは不自然。犯人の動機はコロンボに近づきコロンボに苦痛を与えることだったので、やがておくさんにさかんに接触しようとする。

「華麗なる罠」 シーズン9-5 1990/4

 アンポンタンな歯科医が離婚を言い渡され、自分の立場を守るために犯行。奥さんの愛人の歯に毒の詰め物をし奥さんとの逢い引き中に死ぬよう工作し、その死を車の事故に工作して奥さんを守ったようにみせかけて離婚を回避した。車のシフトがニュートラルになっておりそこがまず不自然。詰めの引っかけは・・・、警察署の鑑識の中に、子供化学実験キットを持ち込む必要は有ったのかな。ごちゃごちゃ言っているけど要約すると「デンプンにヨウ素を垂らすと青くなる」という物だが、犯人がアンポンタンだったため分からなかった・・・。

「マリブビーチ殺人事件」 シーズン9-6 1990/5

 財産目当てで年上のおばちゃん作家に求婚していた犯人が、分かれるという電話を受けて殺害を決意。被害者に銃弾を撃ち込み、アリバイを工作した。コロンボが捜査し、すぐに犯人が被害者を撃ったことは分かったのだが、なんと別の銃で既に撃たれて死亡しており、遺体に銃を撃ち込んだだけと判明する。
 後半の転調、人間関係もみていて驚くばかりである。
 ジャクソン・ギリス脚本。

 シーズン9はパトリック・マクグーハン、スティーブン・ボチコ、ピーター・S・フィッシャー、ジャクソン・ギリスと旧シリーズで活躍した面々が名を連ねている。

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