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アラフェネは尊い [コロンボまとめ]

「殺人講義」 シーズン10-1 1990/12

 ボンクラ学生が試験問題窃盗がばれて放校の危機、教授を殺害することに。教授を授業中に駐車場におびき寄せ、無線中継を駆使して射殺。コロンボが偶然大学に特別講師として招かれていた。犯行後、だれも駐車場から出てきていないことに疑問を持つ。教授が殺害された場所の正面にはボンクラ学生の車が駐められていた・・・。ボンクラ学生の父親役にロバート・カルプが出ておりファンサービスである。

「犯罪警報」 シーズン10-2 1991/2

 人気の犯罪通報番組のキャスターは、昔田舎でAV男優をやっていた。それをネタにキャスターの座を明け渡すように強請られ、相手を殺害。被害者がチェーンスモーカーであることを利用し、タバコに致死量のニコチンを仕込んで殺害した。ただ証拠の毒タバコを普通のタバコの吸い殻にすり替えたときに、自分はタバコを吸わないので、フィルターに全くヤニの着いていないタバコを残してしまった。コロンボがそこに気がついて捜査開始。

「影無き殺人者」 シーズン10-3 1991/4

 弁護士が、内縁の妻が浮気をしているのを知って、殺害。浮気現場で、浮気相手の男に嫌疑がかかるように工作した。シャンペンが2本台所で開けられているところに疑問を持つ。1本目を台所で開けるのは分かるが、2本目はふつう騒いでいる所で開ける物では?またコルクの刻印からシャンペンの瓶がすり替えられていたことが分かった。庭師の来ない曜日に庭の砂が掃き清められて居たこともおかしく夫である犯人が浮上。
 ただ犯人は、もう一つ鉄壁のアリバイを作っていたのだ。なんと同時刻に離れた場所でスピード違反のねずみ取り機にばっちり顔写真を撮られていたのだ・・・。

「大当たりの死」 シーズン11-1 1991/12

 被害者が宝くじに当たるが、奥さんと離婚調停中で半分渡したくない。そこで犯人の叔父さんに相談する。叔父さんが受取人になって、その後全額甥に渡す計画を立てた。ところが、叔父さんも実は投資に失敗して破産状態であり、宝くじ記念仮装パーティーのどさくさに紛れて甥を殺害する。
 被害者は貧乏カメラマンでしかないのにシャンパンのケース買いをしたり、高級外車を海外で受け取る契約をしていたなど、金が入る当てがある様子だった。叔父さんに宝くじが当たったことと関係がありそうと疑う。
 犯人が犯行現場に居た証拠がユニーク。

「初夜に消えた花嫁」 シーズン11-2 1992/3

 エド・マクベインの「87分署シリーズ」の1作が原作。これコロンボシリーズでやる意味が分からない。コロンボの甥が結婚初夜に奥さんが誘拐されてしまうのだ。被害者の夫が甥に改変されているのは、殺人がないのにコロンボが事件に絡むためでしょう。丁寧に捜査していくところはコロンボらしいと言えばらしいが。異色作というより毛色が違う作品。

「死者のギャンブル」 シーズン12 1992/11

 ギャンブル狂の犯人が金持ちの叔父さんの殺害を計画。車に爆弾を仕掛けるも、叔父さんはなんとジョギング中にひき逃げ事故で死亡していた。爆弾を回収しようとするもその前に庭師が車を移動しようとして警察やマスコミの目の前で爆死。
 だが驚くべきは後半の展開である。超展開の様に見えるが、後から見直すと、真犯人の行動は最初から一貫しておりハチャメチャな展開ではない。倒叙フォーマットをひねりにひねった凄い作品である。ジャクソン・ギリス脚本。

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