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日本の国土!! [コロンボまとめ]

「ルーサン警部の犯罪」 シーズン6-1 1976/10

 「大人気刑事物テレビドラマの主人公役」が犯人というなんともしゃれた物。長年強請ってきていたマネージャーを強盗の巻き添えに見せかけて殺害。背中の傷と服の穴がずれていることから、被害者は手を上げたまま背中から撃たれたことになるが、それは強盗の場面と合わないことから捜査開始。犯行時刻のアリバイを聞かれる前から話し始める犯人、アリバイ時刻に同席していた人の腕時計が、5分進めている習慣だったのに一晩で正しい時刻に戻っていたことから、その人を使ってアリバイを作ったのは明らか。犯人が刑事役なので「刑事」役として「犯人」のことをどう思うか犯人本人に尋ねるなど、かなりスリリングで緊迫した対決シーンが見物。

「黄金のバックル」 シーズン6-2 1976/11

 名家の私設美術館の女性館長が、赤字だから美術館を売却しようと言う理事の弟を殺害。姪が警備員に雇ったチンピラを美術館泥棒に仕立て上げ、泥棒発見時の相打ちを装って二人を殺害。チンピラが海外に高飛びする格好なのにパスポートや荷物を持っていないことを疑問に思い捜査開始。決め手は被害者がテープに吹き込んでいた目録一覧の口述が決め手となる。
 オールドミスの女性館長と姪や親族との関係、さらには昔の姪の父の死亡事件など、暗いトーンが漂う独特の一作になっているが名作。

「殺しの序曲」 シーズン6-3 1977/5

 天才クラブに入っている会計事務所の経営者が、横領を見つけられたので共同経営者を殺害。天才クラブの建物で、会合の合間にレコードプレーヤー、分厚い辞書、爆竹、傘、勝手に閉まるドアなどを駆使してアリバイを作り上げ、侵入した泥棒が発見されたところを殺害して逃げたように工作した。銃声から外側のドアが閉まるまで30-40秒かかっており、泥棒がそんなにもたもたしていたとは思えない、曲の途中から始まる設定のレコードプレーヤーも変、というところから捜査開始。犯人も、優秀であっただけに子供の頃から苦労していたようで、パープリンの浪費家奥さんを貰ったために横領しなきゃ成らなくなったのは悲劇。最後はコロンボも天才と認められる。と言うかいろいろな犯人から認められる超人に最後の方なっちゃってるのよね。
 最後の方で犯人とサシで対決しているときに、コロンボが自分の生い立ちから経歴、刑事の心得などを語るシーンがある。おそらくこの話で完結する予定が一度は有ったのでしょう(実際はご存じのとおり旧シリーズももう少し続いた)。

シーズン6は話数は少ないですが、どれも見応えがありますね。
 2020.5.4 あちこち追記

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