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ラテマネー [コロンボまとめ]

「自縛の紐」 シーズン4-1 1974/9

 不正ギリギリのことをやって金を抜いていたスポーツクラブ経営者が、不正を見抜いた加盟店オーナーを殺害。電話録音テープを使ったアリバイを作る。ジムの床に革靴を引きずったような跡、バーベルが首に落ちた事故に偽装していたが、そもそもバーベルが常人には持ち上がらない重量であったなど、いくつか細かい点から捜査開始。最後は靴紐の方向、自分で結ぶと他人が結ぶのでは方向が違うこと、被害者がトレーニングウェアに着替えたことをなぜ知っていたのかが決め手。
 倒叙から犯人との対決、手がかりが適度に分散配置されており、ストレートかつ見応えのある一作。
 ラリー・コーエン原案。

「逆転の構図」 シーズン4-2 1974/10

 カメラマンの犯人が奥さんを空き家に連れて行って誘拐に偽装して写真を撮って殺害。空き家探しをさせていた元囚人も殺害し、彼を誘拐犯に仕立て上げた。空き家の置き時計だけ明らかに最近置かれた物であり、時間を偽装するための物。弾の後から犯人の言うことが自然でないこと等から疑い出す。空き家の暖炉の中に、取り損ねの写真が放り込んであったと言う事は、写真を撮ったヒトはこだわりがあるって事か。最後の詰めは、写真を裏焼きにした引っかけ。

「祝砲の挽歌」 シーズン4-3 1974/10

 シリーズ最後の方まで犯人役・脚本監督・制作総指揮とシリーズにかかわるパトリック・マクグーハン登場。陸軍幼年学校の校長が、学校を共学の大学にかえようという経営者を殺害。創立記念日の祝砲を撃つのに、大砲の爆薬を強力な物にし、大砲に掃除用のボロ布を突っ込んでおいて暴発させて被害者を爆殺した。ボロ布の切れ端をコロンボが現場近くで見つけて事故ではないと疑う。幼年学校の宿舎に学生といっしょに泊まり込んで手がかり探しを行う。犯人との対決も見応えあり。傑作。

「歌声の消えた海」 シーズン4-4 1975/2

 コロンボがくじで当てたメキシコクルーズに奥さんと豪華客船に乗り込む趣向。しかも奥さん例によって画面に出てこない!!
 中古車販売の経営者が、豪華客船の歌手である愛人を殺害。顧客の団体を招待して何回も乗って居るので船の構造やスケジュールは熟知しており、それを利用してアリバイを作り上げた。船がメキシコに着くまでに真犯人を挙げないと、明らかに別の人がメキシコ当局に引き渡されてしまう!!船の中という閉鎖空間で、助けも鑑識も無し、限られた道具で捜査するコロンボは一見の価値あり。最後は犯人をつついて証拠品を作らせる。名作である。

「ビデオテープの証言」 シーズン4-5 1975/3

 電子工業のボンクラ社長が経営者の義母を殺害。電子からくり屋敷の中の防犯カメラシステムを使ってアリバイ作り。警備員が見ているモニタと録画を組み合わせて、自分が出て行ったあとに殺害現場を警備員に見せる。家の中に土が無かったので庭から強盗が入ったという話は矛盾がある事にコロンボが気がつき捜査開始。家の中に居た犯人の奥さんの話から徐々に矛盾を詰めていく寝室のシーンは必見。最後の、アリバイに使った現場ビデオの矛盾を詰めるシーンも必見。

「5時30分の目撃者」 シーズン 4-6 1975/4

 精神科医が患者である愛人の旦那を逢い引き現場でうっかり殺害。押し込み強盗のせいにすることとした。屋敷を出るときに盲導犬を連れたヒトとすれ違う。屋敷の構造から、押し込み強盗が気づかれずに突然家の中に入ってくるのは矛盾があると気がついて捜査開始。最初から緻密に組み立てられた犯罪ではなく、いろいろとハプニングが起こってきて、犯人のその場の対応が続く話の進行が面白い。
 最後は盲導犬を連れた盲目の証言者を使った引っかけが見事。つまり「目撃者」とは・・・。

 シーズン4は見応えのある名作が多いですね。
 2020.5.4 あちこち追記

IMG_9556.PNG
↑そりゃ重要。というかこんな物際限なく課金する方が悪い
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