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ぬるぽ [コロンボまとめ]

「毒のある花」 シーズン3-1 1973/9

 化粧品会社の女社長が、ライバル会社に引き抜かれそうになった「若返りの新薬」を開発した研究者を殺害。研究者の家で、メモがボールペンではなくマスカラで書かれたことに気がついて、犯行時に女性が居たことにコロンボが気がつく。ダーツの的になった女社長の写真、小麦粉の箱の底に瓶が隠されていた跡などから女社長に目をつける。コロンボも犯人も、手がかぶれた。これは新薬の成分が影響しているのでは?じりじりと追い詰め、最後は意外な物が決め手となる。会社も若返りの新薬も失い逮捕されるも、それでも気丈に振る舞う犯人の演技が素晴らしい。
 ジャクソン・ギリス脚本。

「別れのワイン」 シーズン3-2 1973/10

 ワインにこだわりを持つ職人気質の兄が、醸造所をうっぱらうという遊び人の弟を殴り倒す。ワイン倉庫の空調を切って閉じ込めて窒息死させ、車を海岸に置いてスキューバ中の事故に偽装した。高そうなオープンカーが屋根を開けっぱなしで放置されていたことにコロンボは疑問を持つ。
 最初はワインについて右も左も分からなかったのに、ワインについて勉強し、最後は犯人に認められるコロンボもすごい。犯人と対決するだけではなく、犯人を理解し、共感するという要素を導入した転換点の作品。人気も高い。
 原案はラリー・コーエン!!

「野望の果て」 シーズン3-3 1973/11

 上院議員候補が選挙キャンペーン中、人気取りの狂言の殺害予告を逆手にとって、参謀を人違いに見せて殺害。参謀は今後のキャリアを考え、愛人と手を切るように迫っていたのだった。まず冒頭から車のボンネットの温度の矛盾に気がついて淡々と操作を開始するコロンボと、無意味なミーティングをだらだら続けるその他刑事達の対比が面白い。コロンボ明らかに超有能なんだよ。ネチネチと追い込んでいくが、最後犯人がダメ押しの狂言をやらなかったら逮捕でき無かったのでは、と思うでしょうが、後半はその狂言をやらせるくらいに犯人にプレッシャーを強烈にかけまくる描写なんですね。だから全然おかしく見えないのです。
 原案はラリー・コーエン。

「意識の下の映像」 シーズン3-4 1973/12

 ロバート・カルプ再登場!!映像技師が会社のオーナーを殺害するのだが、どうやって被害者が試写会場から外に出てくるタイミングが分かったのかがポイントだったのだが、サブリミナル映像って、今は効果は否定されてるんじゃなかったっけ。殺害で大騒ぎになっているところで録音テープを回している(証拠を上書きして消している)ことに疑問を持つ。
 凶器が発見出来ないので、逆にサブリミナル映像で犯人をつり出すコロンボが良い。

「第三の終章」 シーズン3-5 1974/1

 ジャック・キャシディ再登場!!出版社社長が引き抜かれる人気作家を殺害しようとする。まずベトナム帰りのチンピラに殺害させ、そのチンピラを殺害。最初の殺害の時は自分は酔っ払って事故を起こしてアリバイ作り。ただ、酔っ払っていて何も憶えていないはずなのに、事故の相手を「彼ら」と言ったことにコロンボが疑問を持つ。なんで相手の車の人数が一人か複数か憶えているのに最初は全く覚えていないふりをしたのか。
 最後の決め手は被害者が書いていた原稿を、犯人が配達途中で盗み見ていたことを逆手に取ったトリック。

「愛情の計算」 シーズン3-6 1974/2

 シンクタンクで、なんと高性能ロボットを使ったアリバイ作り。シンクタンクの所長のボンクラ息子は、論文の盗作をして居たのだ。犯人は息子のために、盗作を指摘しようとしていた同僚を殺害。ドアの高さ真ん中付近に靴墨のあとが有ったから、被害者が担いで室内に運ばれたことに気がつくのはともかく、全体が燃えたマッチがあったので、犯人は葉巻を吸う人物であると最初っから目星をつけていたのは凄い。やたら高性能なロボット(今から見るとこういうのAIで十分で、人型の機械別に要らないような気がするが、現代の基準でそんなことを言うのは野暮)や天才少年など、登場人物もおしゃれである。
 最後は息子の方を追い込んで、父親の愛情に訴えて自白させる。

「白鳥の歌」 シーズン3-7 1974/3

 犯人役は本物の大物カントリー歌手がカントリー歌手役で出演。売れっ子だったのだが、新興宗教を主催する奥さんに売り上げを全部吸い取られていたのだ。自家用飛行機に被害者共々乗り込み、上空で自分だけ自家製パラシュートで脱出するという殺害方法。墜落現場でパイロット用かばんが空だった、運転席のシートベルトが締まっていなかったと言う事に疑問を持って捜査開始。愛用のギターを自家用飛行機に乗せずにギターだけ陸路で運ばせたのは決め手だね。犯人が空軍の英雄どころか実はパラシュート整理係だったというのは泣ける。

「権力の墓穴」 シーズン3-8 1974/5

 なんと犯人はロス市警副本部長。近所の友人が奥さんをうっかり殺してしまったのを利用して、なんと自分の浪費家の奥さんを交換殺人し、近所で続いていた連続宝石泥棒に罪をなすりつける算段をした。最初の殺人で、友人の奥さんはネグリジェを枕の下に入れる習慣があったのだが、偽装した犯人がその習慣を知らなかったのは明らかで、第一の殺人はすくなくとも友人の単独犯ではあり得ない。第二の殺人も、犯人の奥さんは会合に出かける用事があったのに袖が破れた昼の服装のまま。犯人が直感か虫の知らせで二件とも目撃したというのも十分に怪しい。
 最後はいろいろな情報や書類にアクセス出来る犯人の立場を逆利用し、宝石泥棒にも協力して貰ってひっかけ。

 あー、いざ書き出してみると、細かいところ全然見てないんだ・・・。やっぱり自分で文章を書くと、自分がどれだけ理解しているか(いないか)が分かるね!!どんな分野でもそうだ。
 あとで書き足します。
 2020.5.4 あちこち追記

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