タービンが廻るから大丈夫 [その他6]
そういや以前、自分が生まれた頃の新聞を読んでみようと図書館でA新聞の縮刷版を開いたら、北朝鮮が理想の国みたいな連載記事があった。そういうのを読んで帰国してしまった在日や日本人妻がいたかも知れない。 https://t.co/QCoY5sICpJ
— kix5333 (@kix5333) 2016年5月16日
https://twitter.com/kix5333/status/732109888365596673
えっ、最近の若い子は朝日新聞(違)の北朝鮮帰国事業も知らないのか。びっくりするくらい誰も帰ってこなかったなぁ。
もちろん、僕の世代ですら、既に社会主義諸国が貧乏で灰色で行列ばっかりと言う事が知れていて、そのうちソ連その他が崩壊しちゃって、むしろなんで社会主義諸国が世界を二分した片方にまでなっていたのか、共産主義がなんであれだけ支持を集めていたのかがさっぱり分からない、と言う状態でしたが、さらに一周回って、共産主義が、社会主義諸国がどんなことをしていたのかすら既に忘れ去られていて、若い子は共産党なんかにアレルギーとかもう持っていないのですねぇ。
僕が若い頃にはいくつかの疑問を持っていました。
①なんで共産主義みたいな失敗思想があれだけ多くの支持を得ていたのか?
②ソ連が崩壊したのは、マルクス主義に根本的に誤りがあったのか?あるいはその運営に問題があったのか?
である。
①は、まあそのころは革命待ったなしの時代だったし、ロシア革命が上手くいってから20世紀半ばまでは、まあいちおう人工衛星を先に上げたりして、なんか社会主義が上手くいっているような幻想があったんだねぇ。
②は、両方とも駄目だったとしか。ドイツやイギリスみたいな資本主義先進国ではなく、ロシアみたいな田舎で革命が先に成立したのが問題だった。革命というか、共産主義とロシアのツァーリズムが結びついて、中国では皇帝主義と結びついて、要するに形を変えた帝政が出来ただけになってしまい、マルクスおいたんの言っていた物とだいぶ違った物になってしまったんだねぇ。そもそもマルクスが、新古典主義の前の古典主義の時代の人だから、まだ物の値段がどうやって決まるかがはっきり理論化されていなかった時代であり、そもそも経済学じゃなかっただけなんだね。
最近ようやくマルクスが少しづつ分かってきたような気がするくらいになってきたのだが(ずいぶん迂遠な表現)、マルクスは経済も数学もよく分かってないし、そもそもマル経が『資本論』を聖典化してしまって全く学問じゃ無い。
社会主義一党独裁は、「共産党が正しいから正しい共産党が国を指導する」という建前だが、正しいことが支配の根拠なので誰も誤りを訂正できない!!だいたい「理想社会を建設する」だが、この「理想」という物がくせ者で、「理想のためなら少々の犠牲は仕方が無い」と言う風にすぐになってしまい、簡単にテロ、虐殺が起こる。民主主義は、「少しでもマシな方を選ぶ」でしか無いから、逆に過激なこととか起こらないのよね。
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