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TPPで二次元モザイク解禁全国共闘委員会 [その他8]



 根本的な問題として、「Vチューバーの何を見ているの?」となる。きっちり台本を書かれたコントや漫才をやっているかというと、そうでも無く(寸劇くらいはあるが)、ゲーム実況も別にスーパープレイじゃないし、歌や楽器も、まあ上手い方だが、一流アーティストとしてやっていけるほどでも無い。結局女の子がわちゃわちゃやっているのを眺める以上のモノってなかなかないよね。要するに「芸」を見せているんじゃないのですよ。
 だから本来のバーチャルアイドル、おっさんがコンセプトを作って、おっさんがキャラクタを作って脚本を書いて、それを中の人が演じるという、中の人が可換の、あくまで「芸」をみせるタイプのアイドルではなかなか上手くいってない、と言うだけで。まずその「芸」を見せるという所で上手くいっていないと言うか、レベルの高い物を提示できてないだけじゃないのかと思います。しゃべりが上手い女の子に2次元のガワを被せて適当にしゃべりやゲームをやらせている方がまだ面白いという身も蓋もない話でしかないだろう。

 勿論、多くの人は「芸」なんかなかなか見ずに「人間性」しか見ないと言うのはある。コレは僕の持論で、音楽でもスポーツでも漫画その他でも、「芸」や「技術」を見て「人間性」をあまり気にしないのはよほどのオタクであって、大多数の一般人は「芸」や「技術」があまり判らず「人間性」の話しかできない。例えば大谷選手の話をして「おおたにくんかっこいー」で終るか、「あの試合でのスイングは云々・・・」と技術の話ばかりするか、の差です。
 だから人間性抜きのバーチャルアイドルが広くウケるかどうかはかなり怪しいと思っています。中の人間性抜きでグラフィック技術や音楽性等芸事の技術を純粋に愛でることが出来るのはよほどのオタクでしか無いと思うのですが。

 それに接続数や話題のなり方を見ると、Vを見ているのはいわゆるオタク、狭義の伝統的なおっさんオタクだけではなくて、若い子は結構見ている感じである。つまりオタク受けの方向になったからバーチャルアイドルが流行らないという言説はあまり正しくないと思う。
 あと、僕も大して見ているわけじゃ無いけど、Vチューバーをいろいろ見ていると、面白いのって成功しているごく一握りですよ。いろいろ見ていると、特に個人でASMRやっている様なのは何じゃコレというのが結構ある。しゃべりもとりとめない微妙な話をポツポツするだけとか。そういうのはそのうち引退して居なくなってる。
 僕も大してVを見ていないのですが、きっちり台本を書いたコントをやって一番面白いのは、下手をすると「あおぎり高校」になってしまうんじゃ無いでしょうか。

 そういえば「22/7」も最近全然見ていないなぁ。あれはテレビ放送1年目2年目くらいはちゃんと見ていたのですけどね。あれ最初の方は凄くカオスで、全員の3Dモデルが完成していなくて、1枚パネルで参加しているメンバーとか居てシュールだった。ただ2年目あたりで中の人交代とかやって、僕は急速に冷めちゃったのです。まああれはVと言うよりは秋元のおニャン子商法を二次元のガワ被せて再トライみたいな企画でしたが。歌や踊りがイマイチダサいのが難点だったが、集団でわちゃわちゃ騒いでいるのを眺めるのは面白かった。

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