TPPでモザイク解禁

>子供部屋おじさん

　これは戦後の住宅建築で、「両親用の寝室」「子供部屋」などと細かく用途を定めて設計してしまうからで、複数の世代が住むことを前提としていないから、結婚せずに実家住まいを続けていると子供部屋に住み続ける羽目になるのだ。
　まあ狭いところに家を建てなければいけないのだからしょうが無いのかも知れない。昔の広い日本家屋みたいに、同じ様な部屋が沢山ある設計は出来ないのであろう。
　しかもそれだと、結婚したら長男ですら実家を出て行くのが前提なんですなぁ。それってどうなのか。これはまあ、一度家を建てたら何世代にもわたって住み続けると言う事を誰も前提としていないのですな。
　まあ、日本は災害が起こりまくるので、欧米みたいに何百年も保ちそうな堅牢な家を高い金払って建てるのはあまり合理的じゃあ無いのよね。一世代が子育てするだけで、20年経ったら無価値になるペナペナの家ばっかり立てるのも、今の災害の起こり具合を見ると、それほど不合理でも無いような気がします。

>台風と水没
　
　台風であちこち水没しているのですが、その土地が水没するかしないかなんて簡単で

●　昔からの住宅地（江戸時代かそれより前からある旧市街）は水没しない
●　田んぼを埋め立てた、川沿いの新しい土地に作った住宅地は水没する
●　山の斜面を切り開いて作った住宅地は流れる

でしか無いんですな。先人の知恵は大事。
　ただ、旧市街はバイパス道路からも、下手すりゃ線路からも離れていて、開発もされて無くて、新たに住むもへったくれも無いことが多いのですけどねぇ。実際住みやすいかというとねぇ。
　旧市街も新たな人が入れるようにするのと、旧市街にある商店街をどうにかしないとね。商店街は店舗兼住宅を禁止するだけでマシになると被うのだが、もう手遅れかなぁ。平成の時代に、なんで商店街がシャッター街になるのかというと、店を閉めてもそこに人が住み続けて、新しい店が入れないからだったのですな。ただまあ、僕の実家の近くの商店街も、もうシャッター街どころか更地が目だつようになってまして、じゃあそこに店を出すのかというと、郊外に大規模モールや全国チェーン店舗通りが車で無いと行けないところに出来ていて、僕もそっちに買い物に行くしなぁ。