エロ表現規制から遠く離れて―反＝エロ漫画批評

http://blog.livedoor.jp/abel_/archives/51317108.html
陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止に　～コンピュータ・ソフトウェア倫理機構

　まあねぇ。電車で痴漢するだけのゲームとか女性をレイプするだけのゲームとか、確かにどうしようもないゲームが量産されてたからなぁ。でもこれ、表現が自由だから物語性が貧困になったとかじゃなくて、下手にファンタジーなRPGやADVを作るよりも、ニーズがはっきりしたものを作った方が出る本数が堅いという、極めて商業的な話なんですな。
　でも根本的に、アレだよな、二次元だから誰にも迷惑かけてないから良いだろうって論理もどうかと思うけどね。やっぱり電車で痴漢したいとか、女性をレイプしたいとか、思っちゃ駄目だよな。規制すべきは表現じゃなくて思想の方だと思うんだけどな。

　ついでに言うと、今のエロ漫画も酷いよ。僕が90年代の暗黒時代に育ったからそう感じるだけなのかも知れないけど、今のエロ漫画はちんことまんことおっぱいをでかく描くだけでドラマツルギーのかけらもない消耗品ばっかり。修正が薄すぎるし。キャラクターが符号化された21世紀になってから、エロ漫画は確実につまらなくなったよな。
　これだけだと圧縮しすぎで訳分からないのでもうちょっと言うと、現代の漫画はキャラクターの符号化が済んでしまっているので、メイド服着ているとか、「お兄ちゃん」と台詞にあるとか、要するに一コマ目でキャラクター構築が完了してしまうわけ。昔はそうじゃなかった。読み切り漫画だったら16ページとか20ページの中で、感情移入できる設定とキャラクターと構築しあげなきゃいけなかった。だって感情移入出来なかったら便所の落書きの春画と同じですからな。その少ないページ数で話を作り上げる手腕が見せ所だったんだね。セックスシーンは最後の3～4ページに、セックスしたと言うことが一応描かれていればそれで良かった。昔はそうだったんですが、今はなにせ一コマ目でキャラクター構築が完了してしまうのでなんか延々セックスしているだけの漫画ばかりになってしまった。
　いったいいつ頃が分水嶺になるんだろうな－。『レモンピープル』におかもとふじおがデビューした時は衝撃だった。あれ、今読んだらどこが衝撃なのか分からないところが衝撃なんだけど、4段ぶち抜きの女の子の裸が全ページにわたってだらだら並べられているだけの、当時には漫画と呼んで良いのか分からなかった代物をよくも雑誌に載せたものだ。『レモンピープル』はなんだかんだ言って、実用をあんまり考えてない雑誌で、女の子が主人公だったらあとは何を描いてもよかったという酷い雑誌だった。セックスシーンはおろか裸すらろくに描かない漫画ばっかりだったからな。90年代になっても80年代然としたSFをだらだら描いている人も居たし。フリーダムってのは本来ああいうのを言うべきなんだよな。現代の漫画は自由なんじゃなくて貧困なだけだ。まあそういう雑誌に、えんえん裸を並べる漫画を描いてのけたのだから、おかもとふじおは偉大だった。

　何が言いたいのかよく分からなくなったが、眠くなったので打ち切る。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090602-00000001-president-bus_all
なぜ10円玉の数が減っているのか

　だれかが銅欲しさに溶かしている話かと思ったら違った。

http://www.asahi.com/culture/update/0528/TKY200905280355.html
奈良・箸墓古墳築造、卑弥呼の死亡時期と合致　歴博測定

　だから、時期が一致しただけじゃなんにも言えないんだって・・・。墓碑が出てこないと。古墳調査しかないな。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090601-OYT1T01048.htm
番組で手に取っただけで銃刀法違反容疑、びわ湖放送を捜索

　ぬるぽ・・・。